2009/01/30

Fresh Asparagus - Make the Most of Those Juicy Green Sticks.

ドバイに住んでいると、スーパーに行けばいつでも新鮮な野菜に出合えるわけではありませんね。どんな時でも、シャキッと背筋を伸ばしたような野菜が仰々しく陳列されている日本とは違って、しんなりぐったり、力尽きたような野菜がもそもそと置かれている、といった光景も珍しくはないのです。たとえそれが、比較的高級なスーパーであっても。

たとえばアスパラガス。細々としていて、パキッと折ろうとしても、ムニっと折れ曲がってしまうような、どうにも頼りない体つきだったりします。だからこそ、しっかりとした足を持った、新鮮なアスパラガスに出合うと、あぁ、このみずみずしさをどうやって活かせば良いだろう、と食材に対する意気込みが沸いてくるのです。



サラダにしても良いけれど、サッと炒めたアスパラガスの緑の香りは最高だよねぇ、とか考えて、今日はこっちの使い道でいくことにしました。アスパラとパプリカのパスタ。

おいしく仕上げるための3つのポイント:

-あらかじめオーブンでグリルしておいたパプリカを、少々のバルサミコ酢、オリーブオイル、塩コショウでマリネしておくこと。
-アスパラガスはサッと火が通るくらい。一番最後にフライパンに入れます。
-これは大抵いつもそうですが、芯が少し残るくらいに茹で上げたパスタの水切りは程々にすること。パスタをフライパンに移す時に、茹で汁がいくらか加わった方が、べた付かず、さらっとした仕上がりです。

フライパンに、オリーブオイルと刻みにんにくを熱して、材料同士が絡み合う程度に手早く炒めて、お皿に盛りつけます。今日はサイドに、刻みパセリとガーリックで炒めたエビをつけました。

香り高いオリーブオイルを程よく吸いこんだアスパラガスの、シャクシャクした歯ざわりのおかげで、結構な量を食べてしまうパスタの出来上がりです。

2009/01/27

Broccoli Stalk-Don't just let it walk away from you

ブロッコリーの茎。

例えば、ブロッコリー全体が少々軟弱な様子で、細々とした茎にしなびた頭ともなれば、捨てざるを得ないかもしれませんが、それはそれは立派な茎がついているときは思わず、そのみずみずしい姿を捨てるのが、どうにも申し訳ないような。 

晩酌のお供にぴったりな一品をご紹介。

作り方ですが、まずブロッコリーの茎の硬い皮の部分を切り落とし、みずみずしい中心部分を縦の乱切りにします。大体一口大でしょうか。

鍋にお湯を沸騰させ、さっと湯通しします。8秒程度、熱湯にくぐらせる感じです。そして、湯通しした茎をざるに上げ、しっかりと水切りしている間に、漬けダレを作成。

漬けダレの調味料の分量はそれぞれ:醤油大さじ3・みりん大さじ2/3・オリーブオイル2/3・山椒少々

山椒は、なければないで、しようがない。七味で代用しても良さそうです。

オリーブオイルと山椒の組み合わせが、なかなか良い仕事をしています。








2009/01/24

Deep Fried Anchovies - Have you always been there ?

Carrefourで"Anchovie"という札を立てて並んでいた小さな魚を購入。見たところ、ツヤもハリもなかなかで、日本でいう"しこいわし"のよう。それにしても、アンチョビは塩漬けのいわしを指すものだと思っていたら、こんな風な表示で売られることもあるんですねぇ。

オイル漬けや酢漬けにして、火を通さずに食すのが良いとのこと。それでもあえて、冷たい風が吹きすさむ今日みたいな日は、かりっと揚げたあつあつの身にレモンと塩をふって食べるのがいいでしょうということになりました。

皮はすでに剥いであったので、家に持ち帰って頭の部分を取り、冷たい水の下で内臓をきれいに洗い流したら、キッチンペーパーを使って水分をすっかり吸い取ります。

まんべんなく小麦粉をまぶしたら、温度を上げた揚げ油でからりと程よく火を通します。油をよく切って、塩をぱらりとまぶして出来上がり。粗く挽いた黒コショウを振りかけるのもおすすめです。

今まで見かけなかったのは、ただ見逃していたからか、それともこの時期にだけ出回るのか。どちらにしろ、次に見つけたら1キロくらい買っても、決して多すぎることはないくらい、おいしい魚です。