たとえばアスパラガス。細々としていて、パキッと折ろうとしても、ムニっと折れ曲がってしまうような、どうにも頼りない体つきだったりします。だからこそ、しっかりとした足を持った、新鮮なアスパラガスに出合うと、あぁ、このみずみずしさをどうやって活かせば良いだろう、と食材に対する意気込みが沸いてくるのです。
サラダにしても良いけれど、サッと炒めたアスパラガスの緑の香りは最高だよねぇ、とか考えて、今日はこっちの使い道でいくことにしました。アスパラとパプリカのパスタ。
おいしく仕上げるための3つのポイント:
-あらかじめオーブンでグリルしておいたパプリカを、少々のバルサミコ酢、オリーブオイル、塩コショウでマリネしておくこと。
-アスパラガスはサッと火が通るくらい。一番最後にフライパンに入れます。
-これは大抵いつもそうですが、芯が少し残るくらいに茹で上げたパスタの水切りは程々にすること。パスタをフライパンに移す時に、茹で汁がいくらか加わった方が、べた付かず、さらっとした仕上がりです。
フライパンに、オリーブオイルと刻みにんにくを熱して、材料同士が絡み合う程度に手早く炒めて、お皿に盛りつけます。今日はサイドに、刻みパセリとガーリックで炒めたエビをつけました。
香り高いオリーブオイルを程よく吸いこんだアスパラガスの、シャクシャクした歯ざわりのおかげで、結構な量を食べてしまうパスタの出来上がりです。